グラウンド(サーフェス)ハロ
別名
英名 ground halos , surface halos
氷晶 地面にある六角柱状など
配向 ランダムなど
光路 22度 3→5/7
46度 3→1/2 等
地面や車の窓ガラス等に出来た氷晶によって出来るハロで、虹でいう露虹のようなもの。
降り積もった雪が空気中の水分で成長、また地面の熱対流による融解・昇華、再結晶化を繰り返し良質な結晶となると考えられている。そのため、熱対流の活発な湖上の雪面や車の窓ガラスに出来やすい。
22度、46度ハロ、環天頂アーク等様々な現象が観測されている。他にもグラウンドハロでしか確認されていない正体不明のハロも観測されている。
上の図は地面にランダム配向となった六角柱状氷晶(実際はより繁雑に成長している)のイメージである。緑色で描かれた、観測者が頂点の円錐形上に22度ハロは現れるため、グラウンドハロはそれが地面に接している部分、つまり放物線形となる。
観測例
※22度と46度ハロ
Pintahalo - 7.10.2015 klo 09.00 Rovaniemi
※ピラミダルハロ
Pintahalo - 7.4.2012 klo 08.17 Kontiolahti
※様々なハロ
Pintahalo - 29.1.2012 klo 23.00 Espoo
Complex Windshield Display 26-27.1.2010
※映幻日環
Subparhelic circle on snow surface
※拡散光22度グラウンドハロ
Divergent light 22° halo on snow surface 12.2.2010
※不明なハロ
Halo displays from stricly regimented crystals on ice surface
Halos on lake shore ice hoar frost
Surface Halos on Frozen Puddles 10.2.2019
Surface Halo Arcs on Icy Puddle 29.1.2018
A diversity of surface halos in Juva
地面ヘーリックアーク
別名 ルオマネンアーク、グラウンドハロスポーク
英名 surface helic arc,Luomanen arc,Ground halo spork
氷晶 樹枝状氷晶の破片
配向 プレート
光路
5、7時方向のものと4、8時方向のものが観測されている。氷晶はプレート配向で、前者は平均20度傾き且つ傾斜の標準偏差が5度、後者は平均65度傾き且つ標準偏差が5度の設定でシミュレートされた。
アークが非対称のこともある。これは地面の氷晶の成長が風による影響を受けたためと考えられている。
観測例
Ursa より
Peculiar Ground Halo Spokes 27.2.2012
Pintahalo - 30.1.2014 klo 15.43 Oulu
The Halo Vault より
Another surface helic arc 7.2.2017