環天頂アーク
別名 46度プレートアーク、逆さ虹
英名 circumzenith arc,46-degree plate arc
氷晶 六角板状
配向 プレート、パリー
光路 1→3、3→1
太陽から視半径約46度上、天頂を中心とする極めて色鮮やかなアーク(実際は46度以上上に現れ、ラテラルアークと接する)。その美しい姿と出現率の高さから逆さ虹としてしばしばメディアに取り上げられる。
上の画像は太陽高度5~30度、5度刻みのシミュレーション合成画像である。太陽高度が約32度までで見られ、約22度で最も明るくなる。
方位角約120度の弧だが、不足している部分はCZAと同じ半径で天頂全周を彩るカーンアークというアークが補う。
観測例
Atmospheric optics より
※環天頂アークの解説
※環天頂アークと上部ラテラルアーク
Circumzenithal & Supralateral Arcs
AKM eV より
※環天頂アークの解説
環水平アーク
別名 46度プレートアーク、水平虹
英名 circumhorizon arc,46-degree plate arc
氷晶 六角板状
配向 プレート、パリー
光路 3→2
太陽から視半径約46度下(実際はそれ以上下に現れることが多い)、水平に伸びる極めて色鮮やかなアーク。その美しい姿から水平虹としてしばしばメディアに取り上げられる。
太陽高度が約58度以上で現れ、かなり下に現れるため、太陽が高くなる低緯度地域や夏の時期でないと現れない(日本では4月~8月がシーズン)。
※上の図では環水平アーク版のカーンアークのようなものが写っており、全周に渡って虹の円が出来ています。光路は3→5→2。これは環水平カーンアークと呼ばれるもので、未発見で詳細は不明です。
観測例
Atmospheric optics より
※環水平アークの解説
※環水平アークと下部ラテラルアーク
Infralateral & Circumhorizon Arcs
AKM eV より
※環水平アークの解説
The halo vault より
※環水平アークと映環水平アーク
Circumhorizon arc in spotlight beam
映環天頂アーク
別名 環天底アーク
英名 sub circumzenith arc
氷晶 六角板状
配向 プレート
光路 1→2→3
映日から視半径約46度下、天底を中心とする色鮮やかなアーク。
方位角約120度の弧だが、不足している部分はsub-CZAと同じ半径で天底全周を彩る映カーンアークというアークが補う。
映環水平アーク
別名
英名 sub circumhorizon arc
氷晶 六角板状
配向 プレート
光路
映日から視半径約46度上、水平に伸びる色鮮やかなアーク。
観測例
The halo vault より
※環水平アークと映環水平アーク
Circumhorizon arc in spotlight beam