リリェクヴィストの幻日、映幻日、拡散対日ハロ

リリェクヴィストの幻日、映幻日


別名 
英名 Liljequist parhelion,sub Liljequist parhelion
氷晶 六角板状
配向 ランダム、プレート
光路 35673,356723


 幻日環や映幻日環に現れる扁平な光の集積で、拡散対日ハロと関係があるとされる。

 Liljequistの幻日は、太陽が地平線にあるときは方位角160度付近に10度程の幅を持ち、太陽高度が30度に上がるまでに方位角150度付近に変化し、それ以上太陽が昇ると消える。Liljequistの映幻日も同様の動きをする

 氷晶が正六角形に近いほど明るいLiljequistの幻日・映幻日が出現する。

 1951年に南極にて Gösta Hjalmar Liljequist により初めて観測された。

 ※上の最後の図は、太陽高度0-40度間を5度刻みでカメラ固定合成したものです。


観測例

The Halo Vault より
※映幻日環、映120度幻日、映liljequistの幻日、映カーンアーク
Subhorizon plate crystal halos 9.12.2008


拡散対日ハロ


別名 

英名 diffuse subanthelic halo,circular subanthelic halo

氷晶 六角柱状

配向 ランダム、プレート

光路 35673,356723


 対日周囲に現れる視半径22度の太い幅のハロで、リリェクヴィストの幻日・映幻日と関係があると考えられる。


観測例


Circular subanthelic halo from 3567(2)3 raypath 16.12.2008